海外旅行でクレジットカードを使ったとき
「日本円(JPY)で払いますか?」「現地通貨で払いますか?」
と表示されることがあります。
初めて見ると
「日本人だから日本円を選べばいいのかな?」
「日本円なら金額も分かるし安心」
と思いますよね。
でも、ここで覚えておきたいのは一つです。
海外でカード払いをするときは、基本的に「日本円」ではなく「現地通貨」を選びます。

例えばタイ旅行中なら
JPY(日本円)ではなくTHB(タイバーツ)を選択してね♪
この記事では
・なぜ現地通貨を選ぶのか、
・実際にどのくらい金額が変わる可能性があるのか
・ATMでは何を選べばいいのかを
初めて海外へ行く方にも分かるように解説します。
お店で「JPY」と「THB」が出たらどっち?
例えばタイでクレジットカードを使ったとき、
カード端末に次のような表示が出ることがあります。

この場合は、THB(タイバーツ)を選びます。
「でも、私はタイバーツを持っていないけど大丈夫?」と思うかもしれませんが、
問題ありません。
現地通貨を選んでも、日本のクレジットカードを使えば
カード会社側で日本円に換算されて請求されます。
つまり、
THBで支払う → カード会社側で日本円に換算 → 日本円で請求される
という流れです。

タイバーツで払っても、最終的にはカード会社が日本円に直して請求してくれるよ!
日本円を選ぶと、どのくらい違うの?
では、本当に金額は変わるのでしょうか。
例として、タイで10,000バーツの買い物をした場合を計算してみます。
今回は分かりやすくするため、
海外利用時に基準レートへ1.6%を加えた換算レートを適用している
JCB発行カードを例にします。
2026年9月23日時点では、1タイバーツ=約4.751円です。
単純計算すると、10,000バーツは約47,510円です。
現地通貨「THB」を選んだ場合
JCB発行カードでは、海外利用時に基準レートへ1.6%を加えた換算レートが適用されます。
約47,510円 + 1.6%
= 約48,270円

「JPY(日本円)」を選んだ場合
日本円を選ぶと、カード会社ではなく、
お店側のDCCという仕組みで日本円へ換算されることがあります。
Visaは、DCCでは為替レートへの上乗せが3〜5%程度になることが多いと案内しています。
同じレートを基準に計算すると、
3%上乗せなら 約48,935円
5%上乗せなら 約49,886円
となります。
つまり、今回の条件では、
現地通貨:約48,270円
日本円:約48,935〜49,886円
となり、同じ10,000バーツの買い物でも、約665〜1,615円の差が出る計算です。

※上記は仕組みを分かりやすくするための概算です。実際の請求額は、カード会社の基準レート、DCCで提示される換算レート、決済日などによって変わります。

日本円を選んだだけで
30万円の支払いだと、1万円以上も損することに…!
どうして日本円を選ぶと高くなることがあるの?
日本円を選んだときに使われることがあるのが、
DCC(Dynamic Currency Conversion)という仕組みです。
簡単にいうと、海外のお店やATMが、
その場で現地通貨から日本円へ換算してくれるサービスです。
例えばタイで10,000バーツの買い物をすると、本来は10,000THBでカード決済します。
それをお店側が「日本円なら○○円です」と、
その場で日本円に換算してくれるのがDCCです。
日本円で金額が表示されるので分かりやすく見えますが、
その換算レートには上乗せが含まれている場合があります。
そのため
「日本円で表示されているから安心」
「日本円だから安い」というわけではありません。

日本円でいくら使ったか分かる方が安心だと思って
JPYを選んでたけど、DCCを知らなくて大失敗…!
ATMでも同じような選択肢が出る
海外ATMでも、ATM側から日本円への換算を提案されることがあります。
ただし、ATMでは「日本円かタイバーツか」という分かりやすい表示ではなく、
WITH CONVERSION
WITHOUT CONVERSION
と表示されることがあります。

この場合は、WITHOUT CONVERSIONを選びます。
「ATM側では換算しない」という意味です。
別のATMでは、
ACCEPT CONVERSION
DECLINE CONVERSION
と表示されることもあります。
この場合は、DECLINE CONVERSIONを選びます。

ATMでは「WITHOUT」「DECLINE」を選択してね!
海外ATMの操作方法については、こちらの記事で画面を見ながら順番に解説しています。
【海外ATMの使い方を画像で解説|初心者でも迷わない7ステップ】
お店で店員さんに「JPY?」と聞かれたら?
海外ではカード端末だけではなく、
店員さんから「JPY?」「Japanese yen?」と聞かれることもあります。
その場合は、
Local currency, please.
「現地通貨でお願いします」
と伝えればOKです。
英語で長く説明する必要はありません。

Local currency, please. だけ覚えておけば大丈夫です
まとめ|海外で「JPY?」と聞かれたら現地通貨
海外でカードを使って「日本円(JPY)」と「現地通貨」のどちらかを選ぶ画面が出たら
基本は現地通貨を選ぶと覚えておきましょう。
タイなら、JPYではなくTHBを選びます。
ATMで「WITH CONVERSION / WITHOUT CONVERSION」と表示されたら
WITHOUT CONVERSION。
「ACCEPT CONVERSION / DECLINE CONVERSION」と表示されたら、
DECLINE CONVERSIONです。
覚えることは、それほど多くありません。
「日本人だから日本円」ではなく、「海外では現地通貨」
まずはこれを覚えておけば、海外でカードやATMを使うときに迷いにくくなります。
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【内部リンク:海外ATMの使い方を画像で解説|初心者でも迷わない7ステップ】
【内部リンク:海外旅行にWiseは必要?初心者におすすめする理由を実体験で解説】
参考情報
JCB「海外でのカード利用上のご注意」
Visa「Travel Credit Cards & Foreign Transactions Explained」
※為替レート、カード会社の海外利用時の換算方法、DCCで提示されるレートなどは変更される場合があります。実際の決済時には、カード端末に表示される金額・換算レートを確認してください。
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